名ばかり管理職の存在 - サービス残業の情報サイト「サービス残業とは何か」

管理監督者とは何か

管理職の中でも管理監督者に当たる人は労働基準法第41条にあるように時間外手当を支給することを義務付けられていないということになります。管理監督者というのは課長や店長というような会社内での役職によって決まるというわけではありません。

管理監督者は3つの条件に当てはまる人であれば、どんな役職であっても当てはまることになります。別の言い方をすれば管理職であってもこの3つの条件すべてが当てはまらないということであれば管理監督者ではありませんので、その場合は時間外手当を支払う必要があります。
一つ目は出退勤の自由さがある人ということです。早く出社しようが遅く出社しようが全く関係がない人になります。
二つ目は仕事内容について経営者と同様の権限と責任がある人ということになります。
三つ目は一般社員に比べて給与が高い人ということになります。職務に合った給与が支払われている人ということになります。

名ばかり管理職とは何か

名ばかり管理職というのは管理監督者という例外事項を会社側が悪用したという例になります。単なる管理職に過ぎない役職の人を残業代を支払いたくないということで管理監督者に仕立て上げたというのが実態ではないでしょうか。2008年の大手飲食チェーン店などでの訴訟によって世の中に発覚した問題になります。

名ばかり管理職の何が問題かということになりますと、店長などの管理職の人を管理監督者にして時間外手当の支給をしないということになります。管理監督者になりますと残業をしたとしても時間外手当の支給の義務はないわけですが、その分職務権限など上記の3つの条件を満たさないといけないということになります。
しかしながら、出退勤時間の自由があるわけではないですし、職務権限があるわけではないので、ほとんどの職務に関しては会社の指示に従い、長時間勤務になってしまいます。それでは管理監督者の条件である職務権限があるわけではないので、これは管理監督者に当てはまらないということになります。管理監督者に当てはまらないということになりますと、長時間の残業時間(サービス残業)に当たる時間外手当は支払われないとおかしいです。

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